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エアコンから水漏れ!対処法と原因そして気になる修理代は?

エアコンが水漏れを起こして大変だったけど、対策はあるの?
水漏れを起こさないように、機械を設計し、設置者も神経質に施工したはずなのに起こってしまう場合があるのが、水漏れです。
今回は、その水漏れトラブルに関する対処法から、修理代まで考えてみましょう。

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家庭用エアコンの場合

まずは、家庭用エアコンの場合です。

エラー表示

基本的に、家庭用エアコンの場合、お手元のワイヤレスリモコンに、エラーが表示されません。
制御構造を改造して、なおかつ室内機が排水(「ドレン」と呼びます)異常を検知する機能を持っている場合などには、エラーを発報して運転を停止するものもありますが、稀です。
つまり、ドレンの排水回路に何らかの異常があって、うまく凝縮水を排水できない場合でも、エアコンは運転を停止しません。
万が一の場合に備えて、家庭用エアコンの設置場所の下には、テレビ・パソコンを始めとする電気製品はもちろん、楽器や水に濡れてはいけない高級品などは置かないようにしましょう。
恐らく、お使いのエアコンの取扱説明書には、その旨が記載されていますので、メーカーさんは「もしも」があった場合でも、機械の修繕や交換はしてくれても、被害のあった備品までは保証してくれないかもしれません。
あらかじめ、の対策です。

漏水が生じた場合は、至急 エアコンを停止してください。
最も多い原因は、ドレン配管の異常です。
配管の途中や室内機側、排出端部などに詰まりが生じて、円滑な排水ができなくなっている場合が大半です。
かといって、室内機と排水管の接続部を確認することは、専門の方でないと、なかなかです。
メーカーのサービス部門に連絡してみましょう。
でも、その前にドレン管の終端部にゴミや虫や、異物が詰まっていないか、できる範囲で確認してみましょう。
悪い原因を排除できれば、修理にかかるお金は0円です。
サービス依頼をする前に、一応確認してみる価値はあります。
室内機と排水管の接続不良の場合があります。
こちらは、専門業者でないと難しい処置ですが、この責任はメーカーでなく施工者にあります。
誰が施工をしたのか。
を追いかけるようにしておいてください。
でないと、メーカーサービスからの請求を、何の責任もないあなたが請け負うことになります。

冷媒管の保温がマズくて、そこから漏水することもあります。
なんせ冷媒を通す配管ですので(冷媒の種類にもよりますが)、冷房運転中は配管が0~1℃程度で維持されることも、ザラです。
ここの保温や空気との断熱ができていないと、漏水します。
こちらも、設置業者の責任範疇になります。

古いエアコンでは「結露」が原因していることがあるかもしれません。
断熱は施してあるけど、経年劣化してその効果を失ってしまい、エアコンが作り出す冷気によって「エアコン本体」が結露してしまうことがあります。
また、吹出口から水滴も吹き出てくる場合は、室内機の排水受け皿(「ドレンパン」と呼びます)に汚れがたまり、通常なら適切に排出されるドレンを風が巻き上げているかもしれません。
こちらもメーカーのサービスに点検修理を依頼して、買い替えが良いのか何とか対処できるのかご相談なさってください。

業務用エアコンの場合

次に、家庭用以外、つまり業務用の比較的大型のエアコンについて観ていきましょう。

エラー表示

主要な業務用エアコンメーカー様の、ドレン異常のコードをしまします。
これらのコードが発報されたときは、ドレン異常となります。
ダイキン工業:A3
東芝:0b
パナソニック:E2もしくはH21
三菱重工:E9
三菱電機:P4もしくはP5
※他にもドレンの異常を示唆するコードは存在しますが、代表的なものだけ紹介しました。
ドレンパンに設置されたドレンセンサーが反応して、上記のようなコードをリモコンに表示することが多いようです。

原因と対処法

前述の家庭用エアコンの原因に加えて、ドレンポンプの可能性を申し添えます。
(天吊型・壁掛型・天井インペイ型・床置型などを除く)業務用エアコンの場合、一般的に、室内機がドレンポンプを標準装備しています。
ドレンポンプは室内機から排出されるドレンを吸い込んで、高い位置まで持ち上げてくれるポンプ。
通常、排水は自然勾配による流出方法をとりますが、設置場所によっては、一度、高く持ち上げてからでないと排水管経路に障害物があり勾配がとれないことがあります。
そこで、意図的に排水のスタートを室内機よりも高い位置にもっていくのがドレンポンプです。
このポンプが動作不良を起こしてしまったり、正常にドレンを吸い込めない場合は、ドレンパンに凝縮水があっという間に溜まってしまい、漏水するか、ドレンセンサーが反応して運転を停止(同時にドレン異常のエラー)します。
ただし、ドレンセンサーも全能のセンサーではありません。
センサーそのものが故障して、水が無いのにエラーを出すこともあれば、ドレンパンから水があふれそうになっても故障しているので、設計通りのエラーを出さない、また運転をやめないことも想定できます。
もしもの措置はありますが、可能ならば、やはり室内機の下には何もない方が望ましいでしょう。
必ずしもではありませんが、布団や繊維質のホコリが生じる場所は、ドレン異常が発報しやすい傾向にあります。
また、病室や研究所など、細菌の繁殖しやすい環境下でも、多く発生します。
ドレンパンの中で、ホコリや細菌が、排水に邪魔な塊を形成してしまうのが、原因です。
いずれの場合も、専門の業者様へのサービス依頼をお願いします。
業務用エアコンは、電源電圧が200V。
とても危険なレベルの電圧ですし、分解・組立をするにしても構造がとても複雑です。

室外機からの水漏れ

室内機の水漏れにばかり焦点を当ててきましたが、室外機も水漏れを起こすことがあります。
これは機械の運転としては、「正常である」と言えます。
室内機が暖房であれば、室外機は冷房しているとお考えください。
例えば、暖房中で外の空気に水分が多い時などは、室外機が外の空気を冷房しています。
つまり、外気に含まれる空気中の水分が凝縮して、水が生まれます。
これは、正常です。
また、室内が冷房中であっても、室内機からのドレン配管が、室外機の近くで終端していた場合は、室外機周辺が室内機からのドレン水で濡れることになります。
こちらも、正常。

「見た目も良くないし、不衛生かな」と思われる方は簡単な工事が必要です。
暖房時の室外機回りが気になる場合、別売部品として、室外機から生じるドレンを集めて一般的な配管に接続しやすいプラグが販売されている筈です。
このプラグ設置と、排水管の施工を業者様に依頼してください。
冷房時に室外機周辺が気になる場合は、排水管を排水溝や排水マスなどに延長するよう、施工業者様にご依頼ください。

修理代

残念ながら、明確にはできません。
ドレン異常は、原因が多岐にわたり、ケースごとに修理価格の設定がされていますし、機種によっても分解・組立の手間や時間が大きく異なります。
あくまで目安ですが、交通費なども含めて、簡易な場合で3~4万円くらいでしょうか。
家庭用も業務用も、基本的には、室内機を分解する必要があります。
そして、施工者責任の瑕疵の可能性もあります。
無い方が良い記録ですが、一応、どこの会社様が施工なさったかは記録なさっておいた方が良いでしょう。
原因箇所によっては、メーカー様でなく、施工業者様に訴え出なければならないことも、よくありますので。

まとめ

漏水、ドレン異常について観てきました。
水を落とさないために、各メーカー様・施工業者様ともいろいろな工夫をなさっていますが、どうしても防ぎきれるものではありません。
万が一に備えて、貴重品や電気製品、水に濡れてはいけないものなどは、エアコンの下に設置しないようにしていただけると幸いです。

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